生態の不思議と可能性

82.4mmのボーリンフタマタ原名亜種をブリードしています。

前回ギネスまであと0.2mmと紹介した個体です。

この♂に3頭の大型♀を充てて採卵しておりましたが・・・

昨日時点で採卵出来ておりませんでした。

♀3頭は十分過ぎる程成熟しきっており問題ありません。

なぜ採卵出来ないのだろうか?

私は原名もバミノルムも含めてボーリンで採卵出来なかった事はありません。

先月♀殺しに合い採卵出来なかったという例外はありますが・・・

そこで♂と♀を目視にて再交配を試みました。

するとやっとここで♂が性器を出し交配を確認出来ました。

今まで数回同居させてましたが、交配しようとする意志が無さそうだったので、2,3日放置して恐らく交配済だろうという事で産卵セットに投入してましたが・・・

3頭が全く採卵出来てないという事は交配すらされてなかったのでしょう。

♂6月11日に羽化、8月21日後食開始、9月26日初めて性器を出し交配

私のブリード歴の中でこれ程後食開始まで時間がかかり、しかも交配出来る状態になるまで時間を要した個体は初めてです。

80mmを超える大型個体になるとこれが普通なのでしょうか?

言われてみれば80mmUPの♂をブリードするのは初めてですから仕方ないですね。

貴重なデータとして要保存ですね。

今から頑張って採卵します!!

チベットフォルスターニシ♀45mmが相変わらず凄い勢いで産卵しております。

3回採卵してかなりの個数を抱える事が出来ました。

その時点で5本の符節が欠けており、流石にもう無理だろうと思い4セット目の産卵セットを組んで1週間経ちチェックしました。

右後ろ脚だけ唯一まともに残っています。

残り五本はほぼ無いに等しいです。

写真は余りにも容姿が酷く可哀想なので載せません・・・

これは産卵後、穴を後ろ脚で埋め戻す種に関して言えば致命的なのですが・・・

結果見事13個採卵。

片脚で埋め戻したのか、顎で埋め戻したのかは不明ですが・・・

可能性は無限大ですね!!

そして昨夜一回目に採卵したミシュミミヤマの幼虫が孵化してきました。

こちらも試行錯誤してブリードしなければなりません。

昆虫の最盛期の夏は終わりましたが、やることが多すぎて全然時間が足りないですね。